看護の視点の広がりを育成するための地域看護学実習 : 実習効果を上げるための特徴的な取り組み
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概要
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大分県立看護科学大学における地域看護学実習では、実習を通して個人、集団、地域への看護の視点の広がりを育成するために、県下全域で一斉に、同一保健所管内で訪問看護ステーション、市町村、保健所の順に実習を行っている。短期間での実習効果を上げるために、施設毎の学生の配置数は2~4名の小人数とし、実習施設確保では県医務薬事課や保健所との連携を図り、指導体制では行政保健師に臨地での実習指導を依頼し、さらに、広域看護学講座以外の看護系の全教員の協力を得て指導にあたっている。実習後の学生の評価を総合的にみると、各施設の機能と役割、活動内容の理解、看護職の役割と態度については十分理解が深まり、学生の主体性を伸ばす効果的な実習になっていた。今後の課題は、実習施設•期間の調整、実習指導の平準化、市町村合併等に伴う新たな実習形態の検討等である。
- 2004-06-00
著者
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宇都宮 仁美
大分県立看護科学大学広域看護学講座地域看護学
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大村 由紀美
大分県立看護科学大学広域看護学講座地域看護学
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工藤 節美
大分県立看護科学大学広域看護学講座地域看護学
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時松 紀子
大分県立看護科学大学広域看護学講座地域看護学
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