知的障害児者における身体活動量、食生活及び骨格筋量の調査
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概要
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知的障害児者の肥満対策の基礎資料を得ることを目的として、知的障害のある小学校特別支援学級在籍児童6名と成人4名を対象に、身体活動量、食生活を調査し、成人4名に対しては成人の骨格筋量(細胞内量)を測定した。栄養摂取量では、摂取エネルギー量は同年代値に近い値が多く、児童で炭水化物、成人で脂質が多い傾向があった。身体活動量は、同年代値と比較すると、児童では高く、成人では女性は低く、男性は高い値であった。平日休日の活動量は、児童では休日に減少する傾向があり、成人では半数は休日に多かった。成人の体重あたりの筋細胞量は、肥満度II・IIIである女性各1名は、同世代値より少なく、肥満度Iの男性では平均的であった。これらのことから、児童と成人では食生活、活動量に異なる特徴が認められ、成人においては身体活動量と筋細胞量の関連が示唆された。
- 2013-03-00
著者
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金子 眞理
平安女学院大学短期大学部保育科
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木村 みさか
京都府立医科大学
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木村 みさか
京都府立医大
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青木 好子
平安女学院大学短期大学部保育科
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山田 陽介
京都府立医科大学
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青木 好子
京都府立医科大学
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徳弘 優花
京都府立医科大学附属病院
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