間食に対する考え方を変えるグループワークの試み
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概要
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間食に関する考え方を、「我慢すること」から「上手に付き合うこと」へ変えることを目的としたグループワークを取り入れた学習プログラムを設計・実施し、その効果を検討した。対象者は、生活習慣改善セミナー参加者13人(男性1人、女性12人、年齢59.5±10.1歳、BMI23.9±2.2kg/m^2)であった。学習プログラムは、間食クイズ、低エネルギーお菓子の試食と情報提供、グループワークで構成した。グループワークは、課題(1)「間食を食べたくなるときはいつか?」、課題(2)「間食で困っていること何か?」、課題(3)「間食のいいところはないか?」、課題(4)「間食の上手なとり方は?」の4つの課題について話し合いを行った。話し合いは、参加者の発言をファシリテーターが付箋に記入し、模造紙に張り付け、グループ内で意見を共有できるようにした。その結果、間食の購入方法や食べ方に対する具体的な対策を肯定的に表現する発言が多くみられた。セミナー終了後のアンケート結果からは、知識の習得および間食をポジティブに考える点において効果が認められた。しかし、間食をコントロールする行動変容に至ったものは約半数にとどまったことから、継続的な介入の必要性が示唆された。
- 2013-03-31
著者
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