張擇端筆『清明上河図』 時間と奥行の構造
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概要
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本稿は張擇端筆『清明上河図』を実写の動画映像のような作品と位置づけ、三次元空間としての臨場感とダイナミズムの要因を探るのが目的である。この考察は俯瞰角度と視点からの距離という視点による基本的な空間設定、画面各所に見られる局所的な遠近法、画面に描かれた建造物の構図法、そして、それらから導き出される動勢を分析することにより行われる。
- 2013-03-31
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