伝えるということ ─ 公開遠隔教育、ICT、そして教養教育の苦境─
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概要
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公開遠隔教育機関における教養教育の意義とは何だろうか。人文学を含め、あらゆる学問分野が量的に計測可能な結果を生み出すことを求められる現在のような文化的風土においては、世界中の大学が言語教育や文学教育等を含む教養教育に弔鐘を鳴らしている。アラン・ベネットの戯曲『ヒストリー・ボーイズ』を出発点として、ICTを利用することがもはや慣例となっている公開遠隔教育においても、「よりよく伝える」ことが「効果的に伝える」ことよりも重要であり、そのためには教養教育の果たす役割は大きいと論じる。
- 2012-00-00
著者
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