これからの教科教育学研究におけるアクションリサーチへの期待(第35回日本教科教育学会全国大会(金沢大会))
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概要
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日本教科教育学会第35回全国大会・金沢大会のシンポジウムにおいて,本年は「アクションリサーチによる教科教育の学的研究」をテーマに取り上げた。本テーマの目的は,現在,注目されているアクションリサーチの手法を通して,21世紀の教科教育学研究のあり方を考えることにある。近年,教員養成系大学において教職大学院や教職高度化プログラムが設置され,従来の研究中心の大学院プログラムへの反定立的主張として,理論と実践の統合への期待が高まっている。しかしながら,そのプログラムの内容を精査すると,特に大学院2年次において,教科教育に関する科目以上に学級経営,生徒指導など学校運営に関する科目を重視することから,教科教育そのものの学的訓練の不足が懸念されている。そこで,本シンポジウムでは,3つの大学において新たに設置された大学院プログラムによる研究科の改革の背景,プログラムのねらい,さらにはアクションリサーチという手法による理論の実践化,さらには実践の理論化をめざした研究の現状を概観し,それによって教科教育学の向上と拡大を図り,学会として研究の方向を提案することをその目的とする。
- 日本教科教育学会の論文
- 2009-12-25
著者
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