4.MHD安定性と制御(JT-60SAリサーチプラン,研究最前線)
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概要
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磁場閉じ込め型核融合炉において高閉じ込め状態を定常的に維持するためには,閉じ込め磁場に変位をもたらす磁気流体不安定性(MHDモード)の抑制と制御は重要であり,ITERや原型炉に向けてその確立が急務となっている.JT-60SAでは高ベータ領域における定常運転をミッションの一つとしているため,MHDモード抑制・制御のための各種機器を設置し,高ベータ領域において問題となるMHDモードの安定性研究とその制御技術を確立することを目標としている.また,トカマク炉の成立可否を左右するディスラプションについて,その予測・回避・緩和などの技術確立もJT-60SAでの大きな研究課題である.
- 2012-11-25
著者
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松永 剛
日本原子力研究開発機構
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古川 勝
東京大学大学院新領域創成科学研究科
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古川 勝
東京大学大学院新領域創成科学研究科:(現)鳥取大学大学院工学研究科
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松永 剛
日本原子力研究開発機構核融合研究開発部門
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