時間帯と同行者の状況変化に追従した歩幅推定手法の提案と評価
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概要
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屋内測位手法の 1 つである歩行者向けデッドレコニングにおいて,歩数・歩幅・進行方向の正確な推定は不可欠である.本研究ではこれらの推定のうち,特に歩幅推定の精度向上を目的とする.従来の歩幅推定手法は,事前に手作業によるパラメータ入力や,学習を行なっておく必要があるといった問題がある.さらに,歩幅は歩行する時間帯や同行者の有無など,様々な要因に影響を受け,変化すると考えられるため,これらの手法が日々の変化に十分対応できているとは言えない.そこで,端末に搭載されている加速度センサ・GPS を用いて,デッドレコニング開始前に歩幅を自動学習することによって,事前のパラメータ入力を必要とせず,日々の変化に追従した歩幅推定手法を提案する.そして,同行者数が変化した場合や,歩行する時間帯が変化した場合における歩幅変化について検証を行った.検証の結果,単独歩行時の平均絶対誤差は約 2.81cm,同行者数変化に追従する歩幅計算式を用いた場合の平均絶対誤差は,概ね 3〜4cm となった.
- 2013-03-07
著者
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