日本語母語話者による英語音声習得 : 基礎研究とeラーニングシステムの開発(オーガナイズドセッション「第一・第二言語の獲得・学習にまつわる諸現象の分析と工学的応用」2,聴覚・音声・言語とその障害/一般)
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概要
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日本語母語話者を対象とした英語音声の知覚、生成に関する実験から、母語にない外国語の音韻は知覚・学習が困難であるが、パソコンを用いて等質化した外国語音声学習実験により、成人でも新しい音韻カテゴリーを形成できること、訓練効果が知覚と生成の間で互いに転移することが明らかになった。これに引き続き、訓練の般化効果、年齢や順序の効果の測定等が進められた。本稿では、基礎研究の結果を紹介する。また、これらの研究で用いた学習実験プラットフォームは、ユーザーインタフェースとコースコンテンツを改訂し、"ATR CALL"という名称のeラーニングシステムとして製品化され、すでに学校教育・企業研修の場で使用が開始されている、そのシステムの概要とTOEIC^[○!R]テストのスコアを用いた学習効果を測定した研究についても紹介する。
- 2012-03-01
著者
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