リポジトリマイニング可能なコードクローン版管理システムの提案
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ソフトウェアのソースコード中には,同一または類似したコード片,コードクローンが存在する.コードクローンには,不具合の温床となるものだけでなく,保守性の面で好ましいものもあるとの報告が近年されている.たとえば,長期間安定したコードクローンは除去する必要のないものが多い.このような新しい知見の発見と活用のためには,コードクローンの履歴管理や分析が重要である.これまでのコードクローン履歴分析の研究では,コードの変更のみに着目した分析が行われている.一方,リポジトリマイニング(開発履歴のデータマイニング)の研究では,コードだけでなくプロセスや人的属性に関する履歴情報から有用な知見が報告されている.そこで,本稿では,多様な面でのリポジトリマイニングが可能であるコードクローン版管理システムを提案する.6つのオープンソースソフトウェアへ適用し,その有用性を報告する.
- 2013-02-15
著者
関連論文
- D-13-5 新規開発者のソフトウェア理解を目的としたプログラム依存グラフ可視化手法の提案(D-13.知能ソフトウェア工学,一般セッション)
- ウインターワークショップ2010・イン・倉敷開催報告
- ウインターワークショップ2010・イン・倉敷開催報告
- BBSにおける検索クエリ文と記事中の単語間関連度を用いた記事検索方式
- チームによるプログラム開発におけるデバッグ能力の実験的評価
- D-13-6 重複コードと非重複コードに加えられる修正の頻度の比較 : 複数の検出ツールを用いた評価(D-13.知能ソフトウェア工学,一般セッション)
- 第27回ソフトウェア工学国際会議(ICSE2005)参加報告(会議報告)
- D-3-9 履歴データからの有用プロダクトデータの抽出(D-3. ソフトウェアサイエンス,一般セッション)
- オブジェクト指向プログラムを対象とした複雑度メトリクスの実験的評価
- ソースコードコーパスを利用したシームレスなソースコード再利用手法
- 不適切なreturn nullに対するリファクタリング
- リポジトリマイニング可能なコードクローン版管理システムの提案
- ぺた語義:実践的情報教育協働ネットワークenPiT