迷路脱出を題材としたプログラミング入門
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概要
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本論文では,中等学校以上のプログラミング教育の題材として,迷路脱出を用いることを提案し,実践した結果を紹介し,考察を行う.本研究の特色は,与える迷路の形式にある.通常は, 2 次元配列のデータとして,迷路をプログラマに提示するが,本研究では迷路モジュールとの間に,移動と状況把握の API のみを設定している.これにより,右手法のような原始的な手法の範囲内では,生徒は配列のアクセスの知識が不要となる.そのため, 2 次元配列との関連が深い行列を学習していない生徒も,指導の対象とできる.実践では,プログラミングの知識や経験がない 2 名の生徒を指導対象とし,スーパーサイエンスハイスクールの 2 泊 3 日の合宿で,実質 2 日間を指導に充てた.この中では,コンパイラの起動方法に始まり,プログラミングの基礎事項,右手法の発見や実装したアルゴリズムの評価に至る内容を指導した.
- 2013-02-01
著者
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