ソフトウエア開発マネジメントに関する考察 : -ソフトウエア開発のコスト/スケジュールマネジメント編-
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概要
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現在の高度情報化社会ではあらゆる分野にコンピュータが適用され、今や社会のインフラになっている。したがって、ひとたび故障すると大きな社会問題となる危険性が高い。規模的にハードウエアに比してソフトウエアの占める割合が急増しているのである。また、ソフトウエアの開発コストはハードウエアのそれと比べて膨大なものになりつつあり、開発工程もハードウエアのそれと比して複雑で不安定なものになっている。したがって、ソフトウエア開発マネジメントの必要性は高まるばかりであるが、ソフトウエア開発の品質、コスト、開発期間そして満足度などに関して、十分にマネジメントされているとは言い難い。むしろますます大きな問題を抱えつつある。その大きな要因は「ソフトウエアを開発する者は開発状況を見せる工夫や努力が十分とはいえず、ソフトウエア開発を管理する者は見ようとする努力と工夫が十分ではない。」ところに課題があるといえる。なかでも、ソフトウエア開発の品質マネジメント、コストマネジメント、スケジュールマネジメントが重要であるが、ここでは特にソフトウエア開発のコストとスケジュールのマネジメントについて考察する。
著者
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