サビマダラオオホソカタムシの実験室内での産卵と発育
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概要
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マツノマダラカミキリの天敵であるサビマダラオオホソカタムシの産卵と発育調査を実施した。実験室内でサビマダラオオホソカタムシの産卵状況を約1週間毎に調べたところ,4月上旬から9月下旬まで毎週産卵したが,産卵期間は個体により一定ではなく,1区(雄雌各2頭)が6月10日から9月2日であったのに対し,3区(14頭,雄雌別不明)は4月9日から9月16日と,1区の産卵開始日は3区に比べ約2か月遅かった。雌1頭当たりの1年間の産卵数は約2,000以上と推定された。産卵から寄生までの平均日数は,4月上旬に産卵されたものが約27日であったのに対し,7月上旬に産卵されたものは約8日であった。産卵から羽化までの平均日数は,4月上旬に産卵されたものは約73日であったが,7月上旬に産卵されたものでは約34日であった。
- 2004-03-31
著者
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