培地支持体と炭素源の違いが発根培養におけるヒノキおよびクヌギのシュートに及ぼす影響について
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概要
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培地支持体(寒天とフロリアライト)と炭素源(炭酸ガスとショ糖)を組み合わせて,ヒノキとクヌギの発根培養を行い,シュートに与える影響について検討した。発根率は,ヒノキでは寒天支持体の方が,クヌギではフロリアライト支持体の方が大きかった。ヒノキ・クヌギともフロリアライト支持体における発根量は,寒天より小さかったが,成長率は大きくなる傾向にあった。発根率・発根量はショ糖濃度2%区の方が大きかった。ヒノキでは炭酸ガス施用による独立栄養成長が可能であったが,クヌギでは低照度のため炭酸ガス施用効果は少なかった。
- 応用森林学会の論文
- 1999-03-25