人工庇陰下におけるカヤ苗木の成長
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
苗畑に植栽したカヤ苗木に4水準の相対照度の人工庇陰区(7,14,46,52%)と対照区(100%区)を設け,2カ年間の成長を調査した。2成長期間の伸長成長量は52%区>100%区=46%区=14%区>7%区の順で,中度の庇陰区は100%区より大きく,また14%区でも100%区と同程度の成長を示した。地ぎわ直径についての肥大成長量は,100%区=52%区>46%区>14%区>7%区の順で52%区でも100%区と同程度の成長を示した。苗木全体の重量は52%区>100%区>46%区>14%区>7%区の順で,中度の庇陰区の重量は100%区より大きかった。器官別重量を調査した結果,照度の低下にともなって,葉の割合は増加,根系の割合は減少した。比葉面積は照度の低下にともなって増加し,葉が陰葉化する傾向がみられた。
- 応用森林学会の論文
- 1997-03-25
著者
関連論文
- スギ高齢林における後生枝の発生
- ミズメ培養植物体の培養保存(II) : 植物成長調節剤の利用による成長抑制
- ミズメ培養植物体の培養保存 : アブシジン酸処理による成長抑制
- ケヤキの根の剥皮・切断とBAPの併用処理が根萌芽の発生に及ぼす影響
- ケヤキ密度別植栽試験 : 7年めの生育状況
- 人工庇陰下におけるカヤ苗木の成長