会話におけるパーフェクトの「ている」の使われ方 : 現在に関係させる過去の出来事
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
The present paper elaborates on the usage of perfective -teiru in daily conversation. As it shows that the influence of the past event still remains, we can convey this aspect to the listener by the manner in which we use -teiru. For example, if a speaker describes the listener's matter using the perfective -teiru and his/her own matter with only the past tense, then it means that the event is still occurring from the listener's perspective and has been completed in the speaker's perspective. On the contrary, if a speaker wants to argue his own matter, he might describe his own events using this -teiru to avoid it being considered as something that has passed.
- 2011-03-26
著者
関連論文
- 他動詞的な 「させる」 文について : 書き言葉で必要な 「させる」 文とは
- 3種類のコーパスを用いた3級4級文法項目の使用頻度調査とその考察
- 「てみる」を含む条件の用法について : 特に「てみると」を中心に
- 「て形」はテキスト中でどのように使われているか : 3種類の異なるテキストでの調査報告
- 複数のコーパスによる文法項目の使用頻度調査 : 予備調査の報告
- 主題の「なら」の表現する内容について
- 「ば」と名詞につく「なら」の関係について(石田敏子教授退任記念号)
- 中島悦子著『自然談話の文法 : 疑問表現・応答詞・あいづち・フィラー・無助詞』
- 会話におけるパーフェクトの「ている」の使われ方 : 現在に関係させる過去の出来事
- 「た」と継続状態の「ていた」の使い分け : 時間幅と動詞の示す事柄の関係について
- 「効力・記録」の「ている」の「場の共有」という機能について : 現在と関係させる過去の表現
- 「ている」の論理的な文章中での使われ方 : 「効力持続」「長期的な動作継続」を重点にして