要求表現についての一考察
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概要
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いわゆる命令、依頼の表現はこれまで別々のものとして扱われてきたが、聞き手にある行為を要求するという機能面での共通性があることから、これらを一括して要求表現と見倣すことにした。この要求表現は話し手の「受益性」の有無により「受益性+」と「受益性-」の二つに分けることができる。考察の結果、「受益性-」の表現には、命令形だけでなく従来「〜てください」の単なる丁寧な形とされていた「お〜ください」も含まれること、「〜てください」は「受益性+」と「受益性-」を兼ねた形であることなどが分かった。
- 日本語教育方法研究会の論文
- 1995-04-02
著者
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小寺 弘子
石川県日本語講師会
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山本 雅枝
石川県日本語講師会
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小寺 弘子
石川県国際文化交流センター日本語講師会
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早川 幸子
石川県国際文化交流センター日本語講師会
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山本 雅枝
石川県国際文化交流センター日本語講師会
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