第46 次日本南極地域観測隊越冬報告2005-2006
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概要
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第46 次日本南極地域観測越冬隊は37 名で構成され,全員が昭和基地で越冬した.2005 年2 月1 日から1 年間,第45 次越冬隊より基地運営を引き継ぎ,第VI期5 か年計画の4 年次にあたる観測・設営計画を実施して2006 年3 月28 日に全員無事に帰国した.例年より悪天候の日が多かったが,氷状も含め観測には大きな影響を及ぼさなかった.定常観測やモニタリング研究観測では着実にデータを取得し,プロジェクト研究観測では宙空圏,気水圏,地圏,生物圏の観測計画を実施した.ドームふじ基地での氷床深層掘削のため,中継拠点への燃料輸送を行い,7 名が10 月17 日から翌年2 月10 日までの内陸合同観測に加わった.一方,「昭和基地クリーンアップ4 か年計画」の2 年次として,使用済み雪上車18 台を回収し,廃棄物の持ち帰り目標量を超える205 t を集積した.広報では昭和基地と国内外の学校,科学館等をライブ映像で結び,「南極教室」を45 回開催するなど積極的に情報発信を行った.
- 2012-07-31
著者
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