教師・保育者を志す学生のワーク・ライフ・バランス意識(第1部 自由論文)
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概要
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本研究は,性別役割観が形成される幼稚園・保育所,小学校期に着目し,将来,子どもに関わると予測される教師・保育者を志望する学生を対象にワーク・ライフ・バランス,男女共同参画社会に関する意識調査を行うものである。本研究から得られる知見は,次の通りである。第一に,性別役割観とワーク・ライフ・バランス等の意識には一定の関連性があるといえる。第二に,学生は性別役割観とは関係なく,就職をすれば仕事が自らの生活の中心になると推測している。このことは理想の生活と異なり,理想と現実の生活の間には乖離が存在することを意味している。第三に,ワーク・ライフ・バランス実現のために,根本的にワーク・ライフ・バランスについて十分に理解されていないことが問題としてあげられる。
- 2012-08-31
著者
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