採血後の幼児後期の子どもの対処行動と親の対応
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概要
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本研究は採血後の幼児後期の子どもの対処行動とその親の対応、および関連要因を明らかにすることを目的として、小児科外来に通う3歳から6歳の子どもとその親を対象に、処置室入室から退室後10分間までの様子の参加観察と、採血後30分以降のチェックリスト調査を行った。参加観察は48組53事例、チェックリスト調査は40名44事例であった。採血後の子どもの対処行動は「気分転換行動」「コントロール行動」「愛着行動」が多く、親の対応は「誉める、慰める」「何もしない」が多かった。退室後10分間の子どもの対処行動「苦痛行動」に対し親の対応「スキンシップ」「叱る」が有意に多く、「受動的行動」に「叱る」が有意に多く、「気分転換行動」に「遊びの提供」が有意に多く、「誉める、慰める」が有意に少なかった。「愛着行動」に「スキンシップ」が有意に多かった。採血後の親の対応について援助する必要性が示唆された。
- 2012-07-20
著者
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