障害児者のきょうだいの生涯発達とその支援
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
障害児者のきょうだいの生涯発達を支援する視点から,きょうだいの発達と内面理解に基づいた支援プログラムの可能性について述べた.きょうだいは,障害児者家族において多様な「役割」を与えられるが,それが状況によっては過大な負担となり,きょうだいの主体的な要求や感情の表出を抑制させる方向にはたらく.また,役割の遂行を通して,その認知と行動のパターンが内面化される場合があり,これらはきょうだいの発達保障においての課題となる.きょうだい支援は,ライフサイクルと発達段階における心理的特徴を踏まえて取り組まれる必要があり,支援プログラムは将来・過去の時間軸を視野に入れ,きょうだいの心理的拠点の創造を目指して取り組まれるものである.
著者
関連論文
- 教員養成における児童養護施設での学習支援活動の意義と課題 : 学生へのインタビューの結果から見えてきたもの
- へき地・複式教育フォーラムにおいて提起された今後の課題
- 学校支援ボランティアの互酬性に関する検討(1) : 小規模特別支援学校でのボランティア活動に参加した学生への面接調査の結果から
- 障害児者のきょうだいの生涯発達とその支援