社会科学系論文を対象にした要旨作成システム
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概要
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論文の内容理解や論文サーベイを行う際に要旨は非常に有用である.しかし要旨・要約には著者の意見が反映されていないものや,前書きのようなものがあるものの,要旨・要約自体がそもそも存在しない論文もある.特に社会科学の分野においてはこのよう事例が多々存在する.そこで,本研究では社会科学系論文に対象を絞り,著者の意見と論文中の主要な内容をともに配慮しながら要旨作成を試みる.先行研究ではすでに重要語句抽出の有効性が確認できたため,本研究では重要語句抽出をもとに,先行研究で大きな問題となった文間・文内の繋がりに焦点を当てながら,より詳細に日本語の文構造について調査した.また,よりジャンルに特化させるために 221 編からなる社会科学系論文データベースを作成し,論文からの情報抽出を行った.評価実験の結果,目標である文の繋がりの強化については良い評価が得られたが,それによる弊害も同時に確認したため今後も改善を行っていく.
- 2012-11-15
著者
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