過疎地における女性独居高齢者の食生活の構成要素
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概要
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[目的]女性独居高齢者の食生活の意識を明らかにし,地域に根づく食生活支援のあり方を検討する資料とする.[方法]生きがい活動支援デイサービス事業利用の女性独居高齢者11人に,半構成的面接を行い,その内容を逐語化した.データを質的に分析し,コード化,カテゴリー化し,女性独居高齢者の食生活の構成要素を抽出した.[結果]女性独居高齢者の食生活は,【不便な食環境への適応】【健康であるための努力】【楽しく食べることへの希望】【人とのつながりへの期待】の4カテゴリーで構成されていた.[結論]女性独居高齢者は,高齢者自身が培ってきた知識や経験を活用し,自分でできることは自分で行いながら,必要時は他者のサポートも受け,健康と楽しみと人とのつながりを意識した食生活を送っているといえる.この食生活に対する意識を理解し,地域の食習慣や食文化を包括した食生活の支援が,QOLの向上や介護予防と健康寿命の延伸に期待できる.
- 2012-04-01
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