山西省農村における雨乞い : 農民の視点から「迷信」を捉える
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概要
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中国農村における「迷信」打破は,これまで多くの知識人によって論じられてきた。しかしながら,農民たちがどのように「迷信」に向き合い,「科学」を受け入れてきたのかは,農民の視点から語られることはなかった。本稿は,聞き取り調査によって,「迷信」とされてきた農村の雨乞いの実態と近年における復活,そしてそれに対する農民の意識について,農民の視点にできる限り寄り添う形で明らかにする。併せて,農民たちにとっての共同性や空間認識の在り方を検討する。
- 2012-06-25
著者
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