教師教育改革の現状と展望 : 「教師のライフコース研究」が提起する<7つの罪源>と<オルタナティブな道>(<特集>教育制度改革の現状と展望-オルタナティブな制度構築に向けて-)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本論文は、「教師のライフコース研究」の立場から、現代日本における教師教育改革の現状について、その取り組みの根底に潜む、発達観、力量観、専門性観、教師教育観、教師評価観、教師教育者観、そして教師教育を担う組織観という7点にわたって、無意識のうちに囚われてきた考え方の問題点を指摘する。同時に、それらに代わる考え方、今後の研究的かつ実践的な課題として、教師教育改革が進みゆくべきオルタナティブな方向性の提起を試みる。そのことによって、本来日常生活の営みと人的ネットワークの中に在った、しかし制度化によって痩身化・形骸化がもたらされてきた、教師としての発達と力量形成を支え促す"発達サポート機能"の回復を展望するものである。
- 2012-06-30
著者
関連論文
- 渡邉満・カールノイマン編著, 『日本とドイツの教師教育改革 未来のための教師をどう育てるか』, 東信堂刊, 2010年3月発行, A5判, 333頁, 本体価格3,800円
- ディ-スタ-ヴェ-クの教師教育論--その基本理念とメ-ルズ教師養成所長時代(1820-32)の実践
- 教師教育改革の現状と展望 : 「教師のライフコース研究」が提起すると(教育制度改革の現状と展望-オルタナティブな制度構築に向けて-)
- 1.教職スタンダードの設定と教員養成教育の充実 : 「教職実践演習」の実施に向けて(I.課題研究,日本教育方法学会第48回大会報告)