「正義」と統合学校の正当化 : 個人化のもとで教育機会の実質的平等を確保する(<特集>教育制度改革の現状と展望-オルタナティブな制度構築に向けて-)
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概要
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義務教育段階から、子どもの教育機会を個人で取得する傾向が強まるなかで、教育機会の実質的な平等を確保するのが難しくなってきた。個人化の時代に、「校区の学校」を統合学校として維持していくには、平等性の価値を自己正当化するのではなく、「自由な教育」に対する「平等な教育」を正当化する議論が必要である。本論は、「正義」の原理の含意を検討し、統合学校の維持に不可欠な親の双務性の承認を求めていく。
- 2012-06-30
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