吸排気装置を備えた実験装置内で捕獲された昆虫と気流の関係
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概要
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陰圧の解消や室内の陽圧化は,工場などの防虫対策の一手法と位置づけられている.今回,吸排気設備を持つ工場を模した実験装置を用いることで,同じ環境条件下で気流の異なる状況における昆虫の捕獲数の違いを調べた.また,気流の早さと捕獲数の関連についても検証した.その結果,陰圧の実験装置では陽圧や差圧無しの実験装置に比べ多くの昆虫が捕獲された.また,風速1m/s未満の微弱な気流でも捕獲数が増加することも確認され,風速の上昇と捕獲数の増加には高い相関が認められた.このことは,陰圧の解消が防虫対策として重要であることを裏付けるものとなった.
- 2012-06-20
著者
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三浦 大樹
イカリ消毒株式会社西日本分析センター
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田近 五郎
イカリ消毒株式会社LC環境検査センター
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田近 五郎
イカリ消毒 応用生物学研
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黒川 哲哉
イカリ消毒株式会社西日本分析センター
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三浦 大樹
イカリ消毒株式会社 西日本分析センター
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黒川 哲哉
イカリ消毒株式会社 西日本分析センター
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