看護におけるタッチ
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
自分自身の手を使った対象者へのタッチは, 看護における多くの援助場面で用いられている. タッチにはリラクゼーション効果や不安・疼痛の緩和などの効果があり, さらにはタッチを行うことにより看護獅も対象者の状態や感情を把握することができ, その相互作用によりケアが深まることが報告されている. 近年になって, タッチすることにより脳下垂体後葉よりオキシトシンというホルモンが分泌され, これらの効果を増大させていることが解ってきた. しかしまだ看護におけるタッチは各看護師の経験に基づいて行なわれる援助が多く, 十分なエヴィデンスの証明がなされていない. 今回, 看護におけるタッチの効果と意義についてまとめていきたい。
著者
-
屋敷 久美
大阪警察病院看護専門学校
-
南部 登志江
藍野大学医療保健学部看護学科
-
山本 裕子
藍野大学医療保健学部看護学科
-
小島 賢子
藍野大学医療保健学部看護学科
-
屋敷 久美
藍野大学医療保健学部看護学科
関連論文
- 「高齢者と家族への看護」-受講前後の比較-
- 元気高齢者の人生暦--グループ・インタビューを通して
- 高齢者施設におけるベッド高調節に関する研究
- 自閉症スペクトラム児の食行動支援に向けた研究
- 育児に取り組む夫婦の親役割満足感と夫婦関係の関連に関する研究--文献研究からの学び
- 「ベナー 看護ケアの臨床知 行動しつつ考えること」からの学び
- 高齢者の介護保険に対する認識--2001、2003、2006年の比較
- 看護におけるタッチ
- タクティール・タッチ施行前後におけるローレンツプロット情報および感情状態の変化による効果の検討
- 社会階級による高齢者の主観的幸福感の相違について-人生暦を通して-