コンピューティング連携型ネットワーク仮想化とその実現技術
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概要
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近年,データセンターにおける計算資源をより効率良く柔軟に利用する技術としてサーバ仮想化技術が急速に発展している.仮想化された計算資源は,多数の物理サーバ上で自由に移動・拡大・縮小できることが求められ,ネットワークも接続先や容量の変更に動的に追従できることが必要となってくる.しかし,クラウドや複数クラウド間を結ぶ大規模な計算資源インフラにおいては,主にネットワーク面の制約から,サーバ仮想化で期待される柔軟性と効率性が達成されているとはいえない.本論文では,この問題を解決するため,仮想化されたネットワーク資源と計算資源を連携させて制御することの有用性を述べ,具体的な資源制御方式として,仮想計算資源に応じてネットワーク資源も併せて動的にきめ細かく変更できるオートスケール技術を提案する.本技術が従来技術のネットワーク面での制約を解決し,資源利用の効率化と高性能を両立できることを定量的に示すことで,コンピューティングと連携したネットワーク仮想化の意義を示す.
- 2012-06-01
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