年代別にみたCOPD 質問票のスクリーニングの検討
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概要
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今回,地域住民を対象にIPAGによるCOPD質問票がCOPDの早期発見に役立つかを検討する目的で,喫煙の有無および年代別で検討した.その結果,COPD有病率は4.9%でNICE studyよりも低かったが,喫煙率は63.5%と高く,喫煙指数が増加するほどCOPD有病率は有意に増加した.喫煙の有無及び年代別による各質問項目の検討では,BMI,喀痰,喘鳴の症状,アレルギーの項目で有意差が認められたが,咳の項目では認められなかった.また,COPD質問票の総得点とCOPDの有無では有意な相関が見られた.COPD質問票はCOPDの早期発見の観点から,喀痰,喘鳴の症状,アレルギーの項目において質問の有用性が認められたが咳,朝の喀痰の項目は適当でない可能性が考えられた.
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