コミュニティバス計画におけるPDCAサイクル導入の検討 : 明石市Tacoバスをケーススタディとして
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概要
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高齢者や障害者など交通機関の利用が制限される移動制約者の地域内の円滑な移動が可能となるように、公共交通不便地域の解消に取り組むことは、過疎地の自治体だけでなくモータリゼーション化と高齢化が進む郊外都市の自治体においても重要な責務である。こうした流れを受けて、多くの自治体では、コミュニティバスの導入が一挙に広がった。その一方で、コミュニティバス事業が自治体の財政に与える負担は大きく、地区の需要に応じた持続可能な交通システムであることが求められている。そこで本研究では、コミュニティバスの導入プロセスの中で、特に導入後におけるシステムの見直しプロセスに着目し、全国の運行見直しに関する事例調査を実施し、その結果をまとめるとともに、その見直し基準やアプローチ手法等について検討した。さらに、その成果を兵庫県明石市のコミュニティバス"Tacoバス"計画に適用し、路線見直しプロセスのあり方について考察した。
- 2008-07-15
著者
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