北方系針広混交林における択伐施業計画 : 林分タイプごとの伐採予定量の決定と施業方法
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概要
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北海道中央部の北方系針広混交林における林分調査結果をもとに簡易な林分タイプ区分を考案し,この林分タイプを用いた伐採予定量の決定法と施業方法を検討した。林分タイプは立木本数と蓄積によって4区分(低蓄積疎林,高蓄積単層林,二次林,択伐林)とした。この林分タイプ区分は簡易的ながら,各タイプごとの林分構造の特徴をあらわしていた。そして,択伐が可能な林分を形成し維持するためには,現状どおり林分内の全立木の成長量から伐採量を計上する林分タイプを限定(択伐林)し,そのほかは伐採量を制限する(高蓄積単層林)か,伐採量を計上せず更新補助作業や間伐を実施する(低蓄積疎林,二次林)必要があると考えられた。
- 森林計画学会の論文
- 1999-03-30
著者
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