プライバシーを考慮した人物特徴量抽出方式の検討(固体撮像技術および一般)
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概要
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本研究では、プライバシー保護に配慮した監視カメラ映像を用いた人物位置推定システムを提案する。提案方式では、人物を含んだ画像の情報をそのまま送信せずに、プライバシーを保護した特徴量の形式でカメラからサーバへ送信する。サーバでは、特徴量を受信した後に画像に含まれる人物位置を推定し、かつ人物同定を行うために必要な人物特徴量を人物ごとに算出する。この際、全ての処理をカメラ側の小型コンピュータのみで処理すると3s以上かかると推測されるが、提案手法では、プライバシー保護型の特徴量抽出処理を小型コンピュータで行い、処理コストの高い頭部検出などの処理をサーバで行うという、処理分割方式を導入する。これにより、プライバシーを保護しつつ処理を450ms以下(2fps以上)で実現できることを確認する。
- 2012-03-23
著者
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大網 亮磨
Nec情報通信メディア研究本部
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高橋 祐介
NEC情報通信メディア研究本部
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平川 康史
NEC共通基盤ソフトウェア研究所
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平川 康史
Nec情報・メディアプロセッシング研究所
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大網 亮磨
Nec情報・メディアプロセッシング研究所
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高橋 祐介
Nec情報・メディアプロセッシング研究所
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平川 康史
NEC
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