IgA腎症に対する治療の問題点と今後の方向性
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概要
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IgA腎症の診療では、生活習慣、食事指導に始まり、副腎皮質ステロイドホルモン製剤、免疫抑制薬、抗凝固薬、抗血小板薬、アンジオテンシン抑制薬、抗菌薬などとともに、一部には扁桃腺摘除術が実際されるなど、集学的な治療が必要であるが、治療の中心は、副腎皮質ステロイドホルモン製剤や免疫抑制薬、扁桃腺摘出術となる。今現在治療ガイドラインには扁桃腺摘出術+ステロイドパルス療法には明らかな根拠がなくまた後療法としての免疫抑制薬(ミゾリビン)の位置づけもないが、この両者を併用することで、寛解率上昇と腎機能保持が得られている。今後治療抵抗性IgA腎症に対しても有効な治療のひとつになるのではないかと考えている。
- 2012-07-31
著者
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