3ヶ月留学実施における教育的意義について
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概要
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1980 年代以降の急激な円高傾向を受け、我が国の海外渡航者数は急激な伸びを示した。海外が単なる憧れだった時代から、誰もが身近に感じることのできる時代へと移行した。学生の留学という視点でも、フルブライト奨学生(1)に代表される、米国の有名大学への奨学金取得による留学から、能力の向上や生活体験、資格の取得を目的とした留学に多くの一般学生が参加できるようになった。また、インターネット等の情報技術の飛躍的な発達により、世界中の出来事を瞬時に知ることができる高度情報化時代に突入している。溢れる情報をどのように加工し、自分のものとして定着することができるかということが大きな課題となっている。本稿では、このような世界情勢のなか、短期大学生の海外での「生活体験」ともいうべき、カナダやオーストラリアにおける通常の授業の枠組みを超えた3 ヶ月留学の学修が、英語能力や、帰国後の学生生活、その後の進路や考え方にどのような影響を与えたのかということについて考察するものである。
- 湘北短期大学の論文
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