雷害診断と対策の信頼性(<特集>ディジタル時代における送信装置・ネットワークの信頼性と安定性向上への取り組み)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
私の雷害分析・診断をもとに,その対策を提案し実施しているが,現地の信頼性や雷害率は,年系列表に表わすのが望ましい.雷害物件の現地状況を個々に確認した結果,全国8件,累計92年余の無事故を達成した例を分析・検証する.放送施設の雷害現場は,中波送信空中線やVHF送受信アンテナを中心にラジオ・テレビ放送所において,漂誘導体(以下「ヘソ」という)を抽出・処理して,避雷対策5件,21年間にわたり累計69年の無事故を達成した.放送施設以外の雷害現場では,多様なモードに対して,「ヘソ」を抽出・処理して,雷対策3件,9年間にわたり累計27年の無事故が達成できた.実際に雷害を担当し提案した件数は,上記の他に11件あるが,実施されずに内容が不明のままとなった.しかし雷害要因の大半が「ヘソ」であり,避雷対策の工事・施工の在り方を問いたい.本報告が関係各位の参考になれば幸いである.
- 2012-02-01
著者
関連論文
- 雷害診断と対策の信頼性
- 放送設備における漂遊金属と耐雷対策(機構デバイスの信頼性,信頼性一般)
- 放送設備における漂遊金属と耐雷対策(機構デバイスの信頼性,信頼性一般)
- 避雷対策と落雷模擬実験
- 雷害診断と対策の信頼性(ディジタル時代における送信装置・ネットワークの信頼性と安定性向上への取り組み)