避雷対策と落雷模擬実験
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概要
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大地あるいは接地導体に接近した漂誘導体(非接地)は落雷を誘発するものと考えて、雷多発地区の避雷対策を行っている。落雷の模擬実験として○△☆形状の試験導体を接地・非接地として放電実験してみると、少ない確率ではあるが非接地の場合には放電電圧が接地よりも低下することがあると言う新しい事実が認められた。また、導体の形状は○☆△の順に低下が顕著になり、非接地の場合は試験導体あるいはその近傍に放電アークが発生することが認められた。中波送信空中線をはじめとした未解決の落雷現場においては、漂誘導体を抽出しすべて接地することにより、今までの避雷対策成功率が100%、無事故7か所延べ40年になる。この実績を唯一の根拠として、落雷誘発現象を対策と実験から類推して報告する。
- 2004-03-05
著者
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