語彙学習先行モジュールの日中バイリンガル児童・生徒への応用 : 母語の漢字知識を活かす
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概要
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日中バイリンガル児童・生徒は、L1中国語の漢字知識を日本語漢字語の学習に活かせば、より早く日本語での教科学習に適応できるはずである。そのための方策として、本稿では松下(2002)の「語彙学習先行モジュール」の考え方を年少者に適用することを試みた。具体的には工藤(1999)の「基本語A」1755語と成人対象の「基本語二千」(2030語)の両者に共通の1558語を基礎資料とし、そこに含まれる基本義と基本的用法が日中両語で一致する同形漢字語150語(9.6%)を「児童生徒の基本語彙のうちのL1中国語知識直接利用可能語彙」として示した。
- 2005-03-31
著者
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