Solution-Focused Therapyの未来を描く : 「解決構築」から「何でもあり」へ(<Steve de Shazer追悼特集>解決志向ブリーフセラピー)
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概要
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本論文の目的は,ソリューション・フォーカスト・セラピー(SFT)を他の治療モデルとともに用いることを可能にする考え方を明らかにすることである。SFTはこれまでに,「解決構築」と「問題解決」は全く異なる,と強調してきた。こうした説明はこのモデルの特質を理解するためには大変有用だったが,このモデルを他の治療モデルとともに用いることに困難を感じさせるものでもあった。もしも,セラピストが問題や解決を人の心が生み出すものとしてとらえるならば,「真の」問題を探す必要はなくなり,解決のために問題を創造し,活用することができる。こうした姿勢のもとでは,「解決構築」と「問題解決」の間の対立は解消する。
- 日本ブリーフサイコセラピー学会の論文
- 2006-03-31
著者
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