色メカニズムおよびメラノプシン神経節細胞を選択的に刺激した場合の瞳孔反応(視聴覚の基礎と応用,マルチモーダル,感性情報処理およびヒューマンインフォメーション一般)
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概要
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従来,ヒトの光受容器は赤緑青の3錐体と杆体だけであると考えられていたが,新たに視物質メラノプシンを含む神経節細胞(mRGCs)が発見された.mRGCは生体リズムや瞳孔反応を制御している中脳に投射していることが知られているが,最近では視覚系機能にも寄与していることがノックアウトマウス等で報告されている.本研究では,mRGCsを他の光受容体と独立に刺激可能な多原色光源装置を用いて,mRGCを独立に刺激するmRGC刺激および色刺激に対する瞳孔反応を測定した.その結果,mRGC起因の瞳孔反応は色刺激によって生じる瞳孔反応よりも潜時に遅れがみられることがわかった.
- 2011-12-02
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