統一論題「コントロール機能としての管理会計」開題
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概要
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本論文の目的は,日本管理会計学会2010年次全国大会の統一論題「コントロール機能としての管理会計」における4名の報告によるコントロール概念を再検討して,管理会計におけるコントロール機能の位置づけを理論的に整序し,新しい管理会計のあり方や方向性を探求する糸口を提供することにある.それぞれの報告者の個別報告論題は,第1報告:鈴木孝則氏「内部統制報告制度における情報システムの意義」,第2報告:椎葉淳氏「比較会計制度分析:コントロール機能の一つの分析視角」,第3報告:関口善昭氏「ブッカンのコントロール論のフレームワークと最新SAPシステム」,第4報告:大下丈平氏「ガバナンス・コントロールの理念と方法:内部統制議論を手掛りとして」であり,各報告者は貴重で意義深い研究成果を報告された.コメンテータの山本達司氏は各報告に有益なコメントと問題提起を行い,活発な議論を促進した.
- 2011-03-31