ブランド・コミュニティにおける ロイヤルティ向上の理論的研究
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本稿の目的は、ブランド・コミュニティにおいてロイヤルティが向上する因果モデルを明らかにするために必要な課題を理論的に導き出すことにある。具体的には、既存研究で提示された2つの因果モデルを比較検討する。この2つのモデルは、自動車オーナーズクラブを対象にほとんど同じ調査方法を用いて導かれたにもかかわらずロイヤルティを向上させる先行要因が異なる、という大きなちがいがある。このようなちがいが生じた理由は、一方のモデルの適用範囲が他方のモデルのそれを包含しているからであると考えることもできる。しかし、両モデルの適用範囲は部分的にしか重なり合わないと考えることもできる。したがって、2つのモデルの適用範囲を明らかにするためには、外国産メーカーの自動車オーナーズクラブという特殊な対象に既存研究と同じ調査方法を用いてモデルを検証する必要がある。
著者
関連論文
- スポーツ選手に付随するリスク発生後のCelebrity Endorsement : 継続と中止の決定要因に関する仮説
- 仙台大学スポーツ情報マスメディア学科の教育と運営戦略 : 新入生に対してのアプローチ
- 仙台大学スポーツ情報マスメディア学科新入生に対する動向調査分析結果と課題
- フィンランド共和国カヤーニ応用科学大学との国際交流に伴う視察報告
- マーケティングリサーチによるサブカルチャー消費の定量的検討 : 質問紙調査と内容分析の比較
- テレビ中継とスポーツ・ファン : 日本プロサッカーリーグにみる促進効果と抑制効果
- Jリーグ観戦者のライセンスグッズ消費実態(第2報) : 大分トリニータの事例
- Jリーグ観戦者のライセンスグッズ消費実態 : FC東京の事例
- ブランド・コミュニティにおける ロイヤルティ向上の理論的研究
- チケット販売の理論的課題--プロスポーツクラブ運営の基本的戦略構築に向けて
- ブランド・コミュニティにおけるブランド・ロイヤルティ向上の定量的分析
- Jリーグの観客が示すロイヤルティの時系列変化に関する調査技法 : ベガルタ仙台の事例
- 日本プロサッカーリーグにおける結果の不確実性と入場者数の関係
- 興行サービスにおけるひいきの観測方法--日本プロサッカーリーグの事例
- スポーツ・スポンサーシップ研究序説--観戦スタイル普及におけるオピニオン・リーダーシップへの影響
- サービス業における収益性とMarketing Double Jeopardyの理論的研究
- 日本プロサッカーリーグにおける結果の不確実性と入場者数の関係
- サービス業における収益性とMarketing Double Jeopardy の理論的研究
- スポンサーシップとブランド知識の関係に関する文献研究