住民アンケートによる地域コミュニティ活性化に関する考察
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概要
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本稿では、商店街を中心とした地域コミュニティの活性化について住民に焦点をあて、北海道・十勝の音更町中央通商店街周辺住民へのアンケートから考察した。住民は地域コミュニティにおいて消費、生活、まちづくりの担い手としての当事者であるが、消費者としての住民は商店街に対して大型小売店と同様の買物環境を望んでいること、生活者としての住民は地域コミュニティ内に食の提供と子どもからお年寄までがそれぞれに居心地よくいられる居場所、そして老後の生活も含めた安心できる医療・福祉サービス(多様な診療科等)を求めていること、また、そうした場で働きたいという希望があることなどがわかった。また、まちづくりの担い手として期待される住民は現状での町内会等での活動状況や地域での生活時間などから高齢者がまずあげられ、さらに現状では潜在的な存在であるが、専業主婦、パート等勤務の女性が上記生活者としてのニーズを満たす役割を担いうる存在として期待されることを指摘した。
- 2012-03-31
著者
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