地域コミュニティの活性化に関する予備的考察
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概要
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本稿では、北海道・十勝の音更町にあるコミュニティの活性化に関する予備的考察を行った。分析対象とした地域は役場の所在地であり、また、商店街がある。音更町は北海道一の人口を誇る町であり、現在も人口増加が続いているが、町民の日常的な買物の場はいわゆる大型店である。町の発展とともに大型店の出店ラッシュが続き、当該商店街にも空き店舗や空き地が目立ちはじめ、その活性化は大きな課題であった。そこで地元商工会等もさまざまな活性化策を行ってきたが、商業地域としての活性化としては、思うような結果をもたらすことはできていない。そこで商工会等の当該商店街活性化に対するスタンスは商業機能を含めたコミュニティとしての活性化を目指す方向に軸足を移しつつある。 そこで、本稿では、地域の活性化においてステークホルダー(利害当事者)の役割の大切さを指摘し、当該商店街を含むコミュニティの多様な当事者をリストアップし、その後、いくつかの活性化策を試案として提示することで活性化の可能性を指摘した。
- 2011-03-31
著者
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