個人として尊重されるその人らしい地域での生活
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概要
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「個人として尊重されるその人らしい地域での生活」は,障害者権利条約,障害者基本法にあるように,誰もが否定できない理念と価値としての普遍性を確認することができる.こうした理念と価値から照らして実態をみてみると,敗戦後各地域において地域社会における生活づくりの実践がおこなわれ,施策にも一定反映されて進められてきた反面,こうした施策は,隔離政策を温存したまま公的責任を伴わない施策として進められてきたこともあり,各地域社会に十分に根付いていない.市場原理を取り入れた施策が実施されることにより,地域間および地域内の格差が拡大され,安心して豊かに生活できる状況にはなっていない.震災を契機に,改めて地域再生の必要性と課題が浮き彫りになった.公的責任と公共性の在り方を問いつつ「ソーシャル・キャピタル」の内実である「信頼」「つながり」「相互規範」を重視したソーシャルワーク実践が求められる.
著者
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