資本化仮説による地方公共サービスの効率性分析
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概要
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Brueckner(1982)は、地方政府が自地域の総資産価値(地代)を最大化するように公共財供給量を決定すれば、地方公共財が効率的に供給されることを示した。本稿では、Brueckner (1982)の分析手法を応用し、わが国主要都市における地方公共サービスの供給水準が効率的か否かを考察した。分析の結果、衛生費、農林水産業費、消防費サービスが過小に供給されていることが明らかにされた。
Brueckner(1982)は、地方政府が自地域の総資産価値(地代)を最大化するように公共財供給量を決定すれば、地方公共財が効率的に供給されることを示した。本稿では、Brueckner (1982)の分析手法を応用し、わが国主要都市における地方公共サービスの供給水準が効率的か否かを考察した。分析の結果、衛生費、農林水産業費、消防費サービスが過小に供給されていることが明らかにされた。