「排隊」現象から観察した中国社会
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
小論は「排隊(列を作って並ぶ行為)」をキーワードとして中国社会と中国人の特徴を分析しようとする試みである。「排隊」自体は日本でもごく普通に見かける光景である。けれども、日中両国では「排隊」する動機は相似していたとしても、方法や背景は大いに異なる。そのことを理解するために、最初に「排隊」の具体例を列挙した。次に現象の背景を簡潔に分析した。最後に、日中両国の社会構造を構成する文化要素を取り出して整理した。隣国で歴史的文化的背景も長く深い両国間の文化的相違を認識することで、より一層の相互理解を生み出す一助になればと考えている。
- 2012-03-20
著者
関連論文
- 蒋百里「日本人-一外国人の研究」 : 『日中問題重要関係資料集』第一巻,主要日本論編の一,龍渓書舎,1972年所収(翻訳-史料紹介)
- 〓演達は誰を革命の主体と考えていたのか
- [トウ]演達研究の空白を埋めるか : 「[トウ]演達家族宛直筆書簡」の発見とその史料的価値 (本田治教授退職記念論集)
- 「排隊」現象から観察した中国社会
- 近代中国における歴史人物評価をめぐって -トウ演達、楊杰、蒋百里の生涯をヒントに考える-
- 楊杰による陸軍大学校経営(松本英紀教授退職記念論集 )