薬用植物の栽培研究(第2報) : Solanum khasianum CLARKEの新品種に関する生理学的研究
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
筆者らはSolanum khasianum CLARKEの新品種について細胞学的,形態学的および生理学的研究を行なって次の結果を得た.1.S.K.の新品種の染色体数は体細胞分裂で2n=24と算定した.これは在来系統の染色体数と全く同数であった.2.新品種と在来種との大きな外部形態的差異として新品種はガク片,ガク筒,花柄,花柱,子房,葉の中肋,葉脈,葉柄および茎にトゲがほとんどないのが特徴である.3.在来種のトゲを摘むことによって葉数がいちじるしく増加し,花芽分化が促進され,最終収穫物である果実の収量および品質に好結果を与えることがわかった.
- 日本生薬学会の論文
- 1970-12-20
著者
-
松永 英輔
三共株式会社農薬研究所
-
鈴木 恭治
三共株式会社中央研究所伊豆試験農場
-
森田 匠
三共株式会社中央研究所伊豆試験農場
-
新藤 正宏
三共株式会社中央研究所伊豆試験農場
-
鈴木 重樹
三共株式会社中央研究所伊豆試験農場
-
松永 英輔
三共株式会社中央研究所伊豆試験農場
関連論文
- N-(1,2,4-Triazole-3-yl) Succinamic acidの殺草特性
- 薬用植物の栽培研究-1-Solanum khasianum CLARKEの新品種育成について
- 3-Isoxazolone系化合物による芝草の生長抑制に関する研究
- 薬用植物の栽培研究(第2報) : Solanum khasianum CLARKEの新品種に関する生理学的研究
- 薬用植物の栽培研究 : 暖地オウレンの促成栽培について