経営者教育におけるリーダーシップ開発論とサーバント・リーダーシップ([VI]韓国セクション)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
マネジメントにおいて最も重要なことはリーダーとしての経営者が適切なリーダーシップをとって組織目標を効果的に達成することである。従って、経営者の仕事は極論すればリーダーシップであるといえよう。本報告ではこれまでのリーダーシップ論の展開を概観し、初期のリーダーシップ論から現代のリーダーシップ論までにどのような理論的展開と進歩があったのかを明確にしたうえで、新しいリーダー育成法としての「リーダーシップ開発論」の観点から、「リーダーは生まれつきではなく、育成できる」(McCall,1988)との考え方に立脚して、リーダーシップ「発生・発現」の中核にある要素(リーダーシップコア:能力、人間性、一貫性)について検討する。結論的には、リーダーである経営者の育成は、リーダーシップコアを有すると思われる人材を選抜し、適切なタイミングで意図的に「一皮むける経験」を積ませることにより実現されることになるであろう。
- 2011-10-29