BOP層におけるビジネスモデルの変換 : 住友化学の事例をもとに([V]自由論題)
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概要
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本報告では,パ-ト1において以下の2点を論じる.1点目は,BOP層の社会ニ-ズを満たす企業行為が二種類に分けられることを指摘する.一つは企業がさまざまなステ-クホルダ-の声に対処し,周辺事業として行う受動的BOP活動である.もう一つは企業がBOP層のペナルティを内部化し,本業に結びつける能動的BOP活動である.2点目は,BOP層における企業活動は,受動的BOPから一歩踏み出し,能動的BOPへ変換していく可能性が潜在していることである.パ-ト2において,住友化学のオリセットネット事業の事例を考察し,3段階のビジネスプロセスの転換(受動的BOP→能動的BOPのBOPバ-ジョン1.0→能動的BOPのBOPバ-ジョン2.0)と三種類のビジネスモデル(支援型→市場主導型→生産主導型)を明示する.さらに,各BOPビジネスモデルへの変換のキ-ファクタ-が何かを考える.
- 2011-10-29
著者
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